一期一会

一つ一つの出会いが楽しみの元

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クロワッサンで朝食を

先日朝日新聞の夕刊を読んでいたら澤木耕太郎の映画評論が出ていました。
その見出しが「むき出しの老いが放つ輝き」とあり、思わずひこまれました。
映画 
いつも思うのですが外国映画につけるタイトルがどうもしっくりこず、タイトルだけ聞いていると見に行きたいと思わないことがしばしばあります。万人向けをねらって苦労して付けるのでしょうが、もう少し何とかならないものかと想います。

この映画も原題は「Une Estonienne a Paris」で「パリのエストニア女性」となるのでしょうが、確かにこのままでは人をよべないのはわかります。しかし「クロワッサンで朝食を」なんてつけられると若い女性向きの映画と思ってしまいます。

さて、85歳のシモーヌ・シニョレがどのような姿をスクリーンに現すのか、かつての彼女の映画を見たことがある人は期待いっぱいで見に行ったのではないでしょうか?

銀座シネスイッチの10:00からという早い時間にもかかわらず入場を待つたくさんの人が行列を作っていました。
その大半は60才を超えただろうと思える女性ばかり、たま~にその同伴者と思われる男性がつまらなそうに立っています。

エストニアは夏は素晴らしい森の景色が広がるようですが、冬は太陽のさす時間が少なく寒い国で、介護をしていた母親がなくなったのを機会に乞われて一人暮らしの老女の世話をしにパリに向かいます。

その老女フリーだに扮するのがあの「死刑台のエレベーター」ほか多くのフランス映画に出演していたジャンヌ・モローです。
実は彼女もエストニアの出身という設定。
今は裕福で誰にも縛られないぜいたくな暮らしをしているけれど、どこか心が空虚、皮肉屋でわがまま、かつての若いツバメだった男にカフェを一軒持たせ、彼の来るのだけを心待ちにしている老婆という役どころです。

家にいるのにいつもシャネルの服を身に着け豪華な装身具も着けているけれど、それがかえってむなしい。

かたや、エストニアから来たアンヌは次第に洗練されていき美しくなっていくのが興味深いし、彼女が深夜にぶらつくパリの風景が、パリにあこがれてすごしたというアンヌの目線でとらえられていて新鮮です。

世界中が高齢化社会になっていき、こうした老いの姿をとらえた映画が増えてきました。
「愛、アムール」とか「カルテット」などなど。
今度はアメリカ映画の「31年目の夫婦喧嘩」(メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズ出演)を見に行こうかな?

Comment

NoTitle 

<こうした老いの姿をとらえた映画が増えてきました>
本当に、多いみたいね(^_-)-☆
そして、似たような歳の女性客が多いですね。

でも、この映画も面白そうね。
先日は友人が「31年目の夫婦喧嘩」を紹介していて、こちらも興味持ったのですが・・・

先日、孫と「風立ちぬ」に行ってきました。
これらは、孫と一緒にと言うわけにはいかないわね(笑)
  • posted by はっちゃん 
  • URL 
  • 2013.08/03 20:48分 
  • [Edit]

早速見に行かれたのですね(^_-) 

この間お会いしたときに話してらした映画ですよね。
もう見ちゃったのですね。やっぱり行動が早ッ(笑)。

ネットで映画の解説を読むと、ストーリー自体は「ちょっとねえ」と思ったけど(私なら、あんな超リッチな生活できるなら多少の孤独には耐えちゃうわ~、と下世話なことを考えたりして^^)、フランス映画界の至宝と言われる85歳になったジャンヌ・モローの演技はとっても興味ありまーす(^_-)。でも、時間的に見に行けないかもです。
日本の女優さんで、ジャンヌ・モローの役を演じられる女優さんはいるかしら?生きていたら高峰秀子さんかなあ?^^

「林檎の樹」、古い文体で読めるかちょっと自信がありませんが、是非読んでみたいでーす(^O^)。
  • posted by 矢車草 
  • URL 
  • 2013.08/03 23:48分 
  • [Edit]

暑い時は映画で避暑もいいわね~ 

<こうした老いの姿をとらえた映画が増えてきました>
ほんとにね~こういう映画だと観客も見事に高齢化しているようで~(笑)

私は今、ちょっと現実逃避したい気分(^_-)-☆
ピュアなものを見たい心境よ~(笑)
レオ・レオニ を観ようと 文化村へ寄ったけれど、入場待ちの行列ができていて諦め、とても残念!
「風立ちぬ」は行こうと思っているわ。(笑)

そうは言っても、パリの風景は見たいかも。
  • posted by クリス 
  • URL 
  • 2013.08/05 09:14分 
  • [Edit]

皆様、コメントありがとうございました。 

皆様それぞれの感慨をお持ちになってコメントくださったと思います。

私は澤木耕太郎が推薦しているからきっといいだろうとミーハー的な気持ちで見に行きましたが、思っていたほど心には響かない映画だったというのが感想です。
お忙しい中を映画館に足を運ぶだけのかちはあるかどうか疑問です。

年を取って一人では暮らせなくなったときにどういう始末をつけるかこれからの大きな課題です。
しかし、人生なかなか自分の思うとおりにはいかないものですから果たしてどうなります事やら?
  • posted by ピメント 
  • URL 
  • 2013.08/07 10:30分 
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