一期一会

一つ一つの出会いが楽しみの元

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旧友と秋の奈良へ

しばらくのご無沙汰でした。
実はこのところ膝が痛くて色々と民間療法を続けていたのですが、とうとうあまりの痛さに整形外科で診察を受けました。

思っていた通り膝の軟骨がすり減ることによっておこる変形性膝関節症だそうで、それも中期に入っているというショックな診断結果です。

とうとうヒアルロン酸注射なるものを膝にされて、後は2週間に一度の注射とリハビリで少しでも痛みを緩和してなんとか歩けるようにしましょうというのが医師の診断です。

歩かないと筋肉が落ちてますますひどいことになるので、だましだましなんとか少しずつ歩いていくという結果になりました。


そんな診断がされた翌日、性懲りもなく痛い足と荷物を引きずって50年来の友人二人と奈良で合流してあまり人のいかない奈良を見物しようと出かけました。

友人の一人が奈良市内に在住で計画を立ててくれて、一日目は五色椿で有名な白豪寺と新薬師寺。
二日目は観光バスに乗ってこれは奈良市内ではなく京都府になるのですが岩船寺と浄瑠璃寺を訪れました。

白豪寺は萩の寺としても有名だそうですが、その萩も終わりわずかに早咲きの椿が咲いているという寂しい状態でしたが、古いお寺ならではのしっとりした雰囲気と、周りの古い建築物がいい感じです。
崩れかけた築地塀に赤い南天の実などがのぞいていて「いいね、いいね。」と歩きました。

新薬師寺も古いお寺でバザラの像が有名です。 
バザラとは伐折羅とか跋折羅、または縛日羅と漢字で書く梵語で金剛のこと。薬師十二神像の一つで忿怒相を表す怖い顔をした像です。
これが天平時代の作品で国宝に指定されています。

ちなみに新薬師寺の「新」はあらたかな薬師寺という意味だそうで、749年に光明皇后が聖武天皇の眼病平癒祈願に建てることを命じたといわれる気の遠くなるような大昔に建てられたもの。
どことなく寂しい雰囲気を感じるのは私だけではないと思います。


そして翌日観光バスで行った京都南山城古寺めぐりの岩船寺(ここはアジサイの頃ににぎわうそうです)、浄瑠璃寺も大変古いお寺で特に浄瑠璃寺は藤原時代に作られたという国宝九体阿弥陀如来像が見事でした。
どんな死に方をしても9人いらっしゃる阿弥陀様のどなたかが浄土に導いてくれるということで、たくさんの人が参詣したそうです。

ヨーロッパのキリスト教文化に負けない素晴らしい文化財がこんな侘びた山間地に残されているという日本の素晴らしさを再認識する今回の奈良の旅でした。

この年齢になったからこそ分かる仏像の美でしょうか?

修学旅行シーズンで奈良には中学生、高校生があふれ、浄瑠璃寺あたりまで団体できていますが、果たして彼らの心には何が残るのかちょっと疑問に感じました。

自分が修学旅行で見たもので今も心に残っているのは三十三間堂のような壮大な建築物で、阿弥陀様や観音様のお姿などみんな同じに見えたと思います。そんなものなんでしょうね。

そうそう、奈良の街を歩いていて墨の古梅園を見つけてとても懐かしく思いました。
昔書道を習っていたころ、古梅園の紅花墨をお花墨と読んで、長いあいだそう思い込んで硯でせっせとすっていたことなど思い出しました。
今の子どもたちは墨汁で書道をするそうで、あの硯で墨をすりながらこれから書くもののお手本などみるという感覚はないのかなと思ったりしながら通りました。


奈良

Comment

ピメントさん 

奈良の秋を存分に楽しんでいらっしゃると思ってましたら、
膝の痛みもいっしょにくっついていったのでしょうか?(@_@;)
楽しい旅なのに残念でしたね~痛みは少し治まりましたか?

奈良は修学旅行で行きましたが、記憶に残っているのは、初めて食べた富有柿の美味しい食感だけです。
大阪に住んでいた頃、車でまわりましたが、子供には不評でゆっくり味わうことができませんでした。
また行きたいけれど・・・・

  • posted by クリス 
  • URL 
  • 2011.11/12 21:35分 
  • [Edit]

クリスさん、ようこそ! 

そうなんですよ。以前からひざ痛はあったものの、なんとかだましだましここまで来ましたが、ついにヒアルロン酸のお出ましとなりました。

でも、根性で階段もこなし、なんとかみんなについて歩きました。

今まで仏像というものにはあまり関心がなかったのですが、年のせいでしょうか?やたら阿弥陀様の姿に心を打たれました。
阿弥陀如来、菩薩、十二神像、四天王など仏像にもいろいろな種類があることくらいは知っていましたが、それぞれにそばで見ると心惹かれるものがあります。

奈良、京都にいかなくても国立博物館に行けば国宝に会えることを思い出し、足が少し良くなったら出かけてみようと思っています。

柿ねぇ、ちょうど大和はどこも柿の木に実が鈴なり、安く売っていたのですが、重いものを持つのもなにかと涙をのみました。
  • posted by ピメント 
  • URL 
  • 2011.11/13 09:34分 
  • [Edit]

NoTitle 

ピメントさん、こんばんは(^_-)-☆

白豪寺、岩船寺、浄瑠璃寺、主人と回ったことのある懐かしいお寺です。
主人の郷里・三重県亀山からは奈良は行きやすく、春休み良く奈良をアチコチぶらつきました(^_-)-☆

足に痛みがあったのに、良く歩かれましたね。
しばらく治療に通われるのですね。
早く、良くなってくださいね。 ご一緒のお出かけ散歩、楽しみにしているのですから・・・

仏様のお顔も、自分が歳を重ねて来ると、自然に色々なことを感じさせて下さるものでしょうか?
私の高校時代も奈良・京都のお寺巡りの修学旅行でしたね。
レポート提出があって、何か感じ取らねばと、熱心に仏像のお顔を拝見した記憶があります(笑)


  • posted by はっちゃん 
  • URL 
  • 2011.11/14 22:23分 
  • [Edit]

はっちゃん、お疲れのところありがとうございます。 

そうそう、ご主人様のお郷は三重県でしたね。
帰路に奈良から名古屋まで高速バスに乗ったら、三重県のエリアが一番長くて、たしか亀山も通った気がします。

私も名古屋に住んだことがあるので何となくお隣の三重県には出かけることも多く、懐かしくて2時間半の間眠ることもなく一生懸命窓の外を眺めていました。
柿の実がたわわになっていたり、茶畑があったりと稔の豊かな土地でした。

岩船寺や浄瑠璃寺、白豪寺はご主人とお回りになられた思い出の地だったんですね。

この年齢になってああいう渋いお寺の良さがわかるようになりました。
奈良市内に入り奈良公園の周辺にあふれる人や鹿を見て、ここはNO THANk YOUと思って近づきもしませんでした。
また、そのうちに郊外にある渋いお寺を見て歩きたいと思いました。
石仏めぐりなんていうのもあるそうですね。
磨崖仏や道端のちいさな石仏を探しながら歩いている人もみかけました。
早く足を治さなくちゃ(^_-)-☆
  • posted by ピメント 
  • URL 
  • 2011.11/15 10:42分 
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